世間は共働きを求めている?
近年、制度的に専業主婦への風当たりが強くなったような気がしませんか?
国の経済成長のために、女性の社会進出や社会貢献を重点としていて、これまで専業主婦に与えられていた税制面での優遇措置を廃止する方向に進んでいます。
確かに配偶者控除などの優遇措置がなくなれば、女性は家庭で専業主婦をしていても経済的なメリットがないわけですから、使える時間を有効活用して働きに行こうかなという気になるでしょう。
パートナーだけが1馬力で働くよりも、夫婦共稼ぎで2馬力になったほうが家計にとっては大きなプラスとなります。
その結果、専業主婦をしている時よりも経済的に豊かになることが予想できます。
「専業主婦をしていると、生涯年収の数億円を捨てているようなものだ」と言われることがありますが、ある意味真実なのかもしれません。
ライフステージで生き方を変えればよい
女性のライフステージの中には、専業主婦でいることが重要なステージもあります。
例えば、子供が小学校に上がる前の期間は子供の成長をしっかりとサポートするとともに、子供が学校という社会生活へと踏み出すための準備をします。
しかし子供は時間の経過とともに成長するため、遅かれ早かれ母親が仕事に出かけても支障が出ない年齢になるのです。
それでも専業主婦でいるとしたら、時間とポテンシャルがもったいないなと思いませんか?
女性はライフステージに合わせて働き方や生き方を変えることが、今どきの生き方なのかもしれません。
仕事をして定年しても、まだ年齢は60歳ぐらい。
人生100年時代なのですから、60歳で定年しても40年人生を楽しめます。
それに60歳を超えても健康で元気な人が増えているため、会社員の定年も少しずつ引き上げられて、将来は70歳になると言われています。
そう考えると、育児を終えてから女性が社会に戻っても十分に働ける期間はあります。
専業主婦は有能、自信を持とう!
専業主婦の仕事でもある家事や育児は、正直やることがたくさんあります。
毎日、朝から晩までマルチタスクで効率的に家事をこなし、子供の成長に合わせてあらゆるニーズに対応することは、有能でなければ決して続けることができないルーティンワークです。
しかも専業主婦はお給料が発生しないので、家族に感謝されることが少ないという特徴があります。
しかし、家族に感謝されなければ有能ではないということは決してありません。
これまで専業主婦として頑張ってきた人なら、社会に出て働き始めても、きっと納得できる働き方を見つけられるのではないでしょうか。
現在は専業主婦だけれど、働いてみようかなと考えている人はまずはパートから始めましょう。
そして慣れてきたら契約社員、最終的に正社員として働くというように、ステップを踏みながら前進すればよいのです。