子どもの掃除のお手伝いの効果
タイトル通り、最近子どもが掃除を手伝ってくれるようになりました。
大人の真似をしたがって、私の掃除中の布巾でテーブルを拭く仕草や掃除機をかける動作などを真似るようになったので、せっかくだから……と実際に手伝ってもらうようになりました。
まだ小さい子どもなので出来ることも少ないですが、本人は掃除のあと立派な達成感を覚えているようです。
二度手間になることも多いのですが、この立派な顔を見ると私もついお手伝いを頼んでしまいます。
気になったので調べてみると、掃除のお手伝いは育児にもいい影響を与えるそうです。
確かに、責任感や忍耐力、自発的に物事に取り組む姿勢を伸ばす効果はあるように感じます。
親の動作を真似るだけでも楽しそうですし、もう少し年齢を重ねれば自分なりにどんどん工夫をして掃除をこなしてくれそうです。
お手伝い内容は年齢によって分ける
端から見たら同じ「子ども」でも、実際に接していると3歳と5歳ではできることや興味を持っている内容も大きく違いますよね。
子どもの年齢に合わせ、お手伝い内容も変えていく必要があります。
まず1~2歳ですが、この年齢の時期だと絨毯にコロコロをかける掃除や簡単な拭き掃除が向いています。
掃除する前と後を比べて「綺麗になった」ということで達成感を得られることはあまりなく、その場その場での動作が楽しければ満足してくれることが多いです。
そのため、コロコロや乾拭きなど動かせるようになった手先を活かせる上に、単純な仕草で大人の掃除を真似られるお手伝いをさせるといいでしょう。
3~4歳になると、綺麗にするという掃除の目的を理解してお手伝いする子が多くなります。
ほうきとチリトリでゴミを集めるベランダの掃除やゴミ捨てなどをお願いすると、目に見えて物がなくなりその場が綺麗になるので、満足な達成感を覚えられるようです。
承認欲求が強かったり反抗期を迎える頃でもあるため、二人で協力しながらではなくひとスペースを一人で掃除するようにさせるとより効果的に達成感に繋がります。
そうは言ってもまだまだ目が離せない時期でもあるので、さりげなくしっかりと目の届く範囲をお願いするようにしましょう。
5~6歳にもなると、筆記用具などを使いこなせるようにもなります。
それくらいの年齢であれば、水廻りの掃除も責任を持って行ってくれるようになります。
ただ凝り性の子の場合だと、なかなか綺麗にならない水廻りにストレスを溜めてしまうこともありますので、掃除の前に「水滴を全部拭けたらOK」など達成できる目標を共有するようにしましょう。
お手伝いを子どもがするようになったら、注意しないといけないのは「褒め方」です。
綺麗になった結果を褒めるのも大事ですが、取り組む過程を重視して褒めないと、結果が出なかった場合にお手伝いが嫌になる可能性もあります。
手伝ってくれること、結果はどうあれお手伝いに頑張って取り組んだことを褒めて子どもを伸ばすようにしましょう。