オスバンSとは
繰り返し洗濯をしているのに、どうしても汗や体臭のにおいが取れないという悩みを持っている人には、「オスバンS」がおすすめです。
オスバンSというのは逆性石鹸液のことで、第3類医薬品に属しています。
逆性石鹸液というのは、石鹸のような洗浄力やにおいもほとんどなく、ベンザルコニウム塩化物という成分でできています。
陽イオンの界面活性剤であるオスバンSには殺菌・消毒効果があり、アオカビや大腸菌、サルモネラ菌などを死滅させることができます。
ワキガのにおいだけではなくて、カビのにおいが付着してしまっている衣類などにもオスバンSを使用すればいやなにおいが取れます。
また、衣類に限らず、台所やトイレ、床、カーペットなど幅広い範囲で使うことができるのがオスバンSの大きなメリットです。
オスバンSの使い方
生乾き臭など、いやなにおいで困っている衣類には、オスバンSに浸け置きしておくのが一番です。
まず洗面器にオスバンSを入れ、500倍に薄めます。
水1リットルならキャップ1杯(5ml)、水2リットルならキャップ2杯(10ml)のオスバンSが適量です。
次に、においが気になる衣類を洗面器に漬け込み、1時間から6時間そのままにしておきます。
漬け込む時間は衣類の素材によって違い、コットンやリネンなどといった天然素材は1時間で十分ですし、ポリエステルなどの化学繊維の場合には6時間漬け込んでおく必要があります。
漬け込む時間が終了したら、水かぬるま湯で衣類をよくすすぎ、洗濯機に入れて脱水をかけるか、あるいは通常通りに洗濯を行います。
漬け込みをしておかずに、洗濯機で洗ってしまう場合は、オスバンSを柔軟剤の投入口に入れます。
洗濯機で洗う際にもオスバンSは500倍に薄めて使用しますので、水20リットルであればキャップ8杯(40ml)のオスバンSを加えます。
衣類用洗剤を加えてしまうとオスバンSの効果と相殺になってしまうので、オスバンSだけで洗濯するのがポイントです。
オスバンSを使用する際の注意点
オスバンSを使用する際には、必ず薄めて使うようにしなければなりません。
原液のまま使うと、色落ちしてしまうことにもなりかねません。
オスバンSには柔軟剤と同じベンザルコニウム塩化物が配合されていますが、衣類をふんわりと仕上げる役目のあるシリコンや塩化水素は含まれていませんので、柔軟剤の代わりに使うことはできません。
また、柔軟剤とオスバンSを一緒に使うのもNGです。
縦型洗濯機ではなくてドラム式洗濯機を使っている家庭では、衣類をドラム式洗濯機に入れてからオスバンSに漬け置きしておくと、ついでに洗濯機のカビもきれいにすることができます。
オスバンSはコスパもいいので、ぜひ一本、家庭に常備しておきましょう。