インパクト大な書籍タイトル
「あした死んでもいい片付け」という衝撃的なタイトルに惹かれ買ってしまったのがこの本です。
人気ブロガーの書籍で、関西在住の主婦の方が執筆されたそう。
この衝撃的なタイトルを紐解くと、普段の片付けのことというより生前整理について書かれた本となっていました。
覚悟を決めた生前整理、まさにこれが「人生最後の片付け」ということだそう。
可愛いイラストと読みやすい文章で書かれていて、覚悟を持って片付けがしたい!という人におすすめできる本となっています。
特に、普段片付けがあまり得意ではない人に向けた指南本になっているのもおすすめポイントと言えそうです。
片付けのルールを決めよう
この本でまず書かれる片付けのルールは、1.30分だけ片付けをする、2.要らないものだけを抜き取る、3.人のものには手を付けないという3つです。
まず1の30分だけ片付けをするというルールですが、これはまさに片付けが苦手な人に向いているルールなのではないでしょうか。
30分と言えば、作業を始めてから集中力がピークを迎える頃合いです。
この時間で作業を辞めるのを「惜しい」と思うかもしれませんが、集中力が続く限り続けてしまうと結局大きな疲れとなってしまいますよね。
そうすると、毎日の作業にすることはなかなかできません。
ですので、30分タイマーをセットしてどれだけ集中力がピークになっていてもその日は作業の手を止めましょう。
作業を続けるのではなく止めることで目標が達成できるので、簡単に日々の達成感を充実させることができます。
次に、要らないものだけを抜き取るという作業。
片付けが苦手な人と言うのは、多くが「物を捨てられない」という状況からスペースがもので溢れてしまうというパターンです。
そういう人が思い切って「これは要らない」と決断していくのは、後悔しないかという不安で思っているよりも心の負担になってしまうもの。
だから、さらに疲れてしまう整理整頓はとりあえず置いといて、要らないものを決める作業だけに集中しましょうというルールです。
要らないと判断したものは、さらに「譲る・売る・支援物資に回す・捨てる」の4つに仕分けましょう。
特に「せっかく買ったけど全く使わなかった」というものを捨てるのはとても心苦しいですから、譲る・支援物資に回すという選択ができるといいですね。
最後に、人のものには手を付けないというルール。
故人のもので管理が自分に託されているものなら話は別ですが、原則「これは要らない」と判断するのは自分のものに対してだけという約束事です。
片付けの調子がいいとついつい親切心で家族のものにも手を付けたくなりますが、トラブルのもととなってしまう可能性が高いので注意しましょう。
このように、あくまで自分のための片付け術と言う内容で、優しい指南本になっていたので片付けが苦手な人におすすめしたい一冊です。