アドラーの教育方法
最近、取り組んでみていることがあります。
子どもに関することなんですが、「アドラー流の○○しない子育て」に挑戦中なんです。
アドラーと言えば、「嫌われる勇気と言う教えで有名な心理学者です。
そんなアドラーが子育てに関しても助言を残していて、それを主人と協力しながら実践している最中なんです。
「○○しない子育て」の○○にはいろんなものが入ります。
例えば、怒らない、褒めないなど。
うちで主に取り入れているのは、「怒らない、助けない、比べない」の3つです。
怒らない、助けない、比べない子育て
「怒らない」というのは、簡単に想像がつきますよね。
育児は何かと疲れることが多く、子どもが危険なことをしたり何度言っても聞いてくれないときなどは感情的になってしまうことも少なくありません。
その一瞬湧き上がった怒りを、どうにかして抑えて子どもにぶつけないようにしようという子育て方法です。
怒りを忘れるための具体的なアドバイスに、「その場を離れる」というものがあります。
これは確かに効果的なんですが、一人で子どもといるときは子どもを置いてどこかに行くというのもできません。
そのため、この「怒らない」に関しては主人と協力体制を作りながら実践をしています。
次に「助けない」子育てです。
子どもと比べ私たち大人は様々なことへの経験を積んでいますから、危険予測ができますよね。
そのせいで、子どもの取る行動に対してつい先回りをして失敗するのを防いでしまいがちです。
しかし、子どもと言うのは自ら失敗を経験しそれを乗り越えないと、自身の経験として対策を身につけることができません。
例えばものが散らかった部屋で走り回っているとき、先回りして部屋を片付けてしまいがちですが、そこをあえて放置です。
そうすると子どもは、ものを踏んで痛がる経験(失敗)をして、その結果ものを片付けることを学んでくれるという考え方です。
大人が身近にいて最悪の事態を防ぐことができる今のうちだからこそ、いろんな失敗を含めた経験をして欲しいと思っています。
最後に「比べない」子育てについてです。
育児をしていると、つい他の子どもと自分の子どもを比べてしまいがちになります。
言葉を話すのが遅くないかとか、立って歩くのが遅くないかとか、自分の子どもの発達に関しハラハラしていた頃の癖が抜けないのかもしれません。
ですが、少しずつ年齢を重ねて得ていく発達・できることの増加については個人のペースがあります。
そこを周りと比べようとせず、その子のペースで成長できていくように見守るのが「比べない子育て」です。
そうは言っても、日々の実践ベースにこれらの考えを落とし込むのは簡単ではありません。
子どもは親の意思通りになんて動いてくれず、毎日奔放に生活をしています。
だけど少しでものびのび成長できる環境を作れるよう、これからも主人と頑張っていきたいと思います。