掃除好きな主婦のブログ

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服を買うなら、捨てなさい

洋服

現役スタイリストが提案する衣類の片づけ方法

「服を買うなら、捨てなさい」は、ベテランスタイリストである地曳いく子さんが書かれた人気書籍です。
発行部数は25万部を超えており、アラフォーやアラフィフ世代の女性にとっておしゃれかつ節約志向でファッション選びをするためのコツをわかりやすくまとめてくれている良書です。

地曳いく子さんといえば、最近は精力的に雑誌連載やセミナーなどの活動をされているのでよく目にされるという人も多いと思います。
他の著作に「50歳、おしゃれ元年」や「着かた、生きかた」といったものがあることからわかるように、数多くの衣類を持たずにできる中年期からの女性らしいおしゃれの方法を提案してくれています。

現在の40~50代といえば20代の頃にさんざんおしゃれを楽しんだバブル期世代のど真ん中ですから、そうした人たちにとって「中年になったんだからもうおしゃれはやめなさい」というのはちょっと受け入れ難い感覚です。

そこで地曳いく子さんはかつておしゃれの最先端を十分に楽しんだ世代たちが、年齢を進ませたあとも身の丈に合ったおしゃれを楽しむための方法を今時の感覚に合わせて提案してくれています。

そんなおしゃれ提案の一つとして行っているのが、いつのまにやらクローゼットを一杯にしてしまう衣類の整頓方法で、おしゃれを楽しむための整理整頓方法を詳しく説明したというのが「服を買うなら、捨てなさい」となります。

20~30代の人にとっても便利なノウハウ本

もっとも「服を買うなら、捨てなさい」は必ずしも40代以降の女性をターゲットにしたものではなく、今まさに最先端の流行を楽しむ若い世代の女性も含まれています。
書籍内でインタビューをしているのも20~30代の若い女性たちで、そうした年代の人がどういった服の買い方をしているかというところからよく調べて整頓方法を提案します。

これまでスタイリストとして数多くの人にファッションの提案をしてきた地曳いく子さんらしく、ただやり方を一方的に提案するのではなく今時の女性はどういった服の買い方をしているかということを非常に細かくリサーチし、その上でどういった方法を提案するかを考えているというところに好感が持てます。

本でまず提案しているのが持っている洋服を着ないものから処分していくということで、そこからどういうふうに新しい洋服を購入していくかということを考えています。
年齢が異なってくると当然その人に似合う洋服の種類も変わってきますし、個人によって見せたい場所と隠したい場所も違ってきます。

新しく購入をするときに選ぶ服のポイントやそのときに入れ替わりにどういう服を捨てるかということを示すことで、必要以上にものを持たない新しいファッションをめざせます。